【管理人推薦】つみたてNISAの初心者に役立つオススメ本3冊をご紹介

積立NISAを始めてみようと思っても、ネットの情報だけでは心配ですよね。

ネットは便利ですが、偏った情報や間違った情報が時々あります。

でも、出版された本であれば、著者以外に出版社や編集者などのチェックが入るので、その心配は少なくなります。

積立NISAを本から学ぶことで、次の3つが身につきます。

・学校では教えてくれないお金の仕組みを教えてくれる

・嘘や間違った情報を見極められる

・今後の人生プランを考えやすくなる

これから積立NISAを始める方には、本で情報を集めることをオススメします。

ただ、積立NISAに関する本はたくさんあるので、どれを参考にしたらいいのか分からないですよね。

積立NISAのおすすめ本を紹介するサイトはいくつもありますが、「おすすめ本10選」「20冊紹介」「オススメ30冊」など本の数が多すぎて、かえって迷います。

それに、オススメされているすべての本が、はじめて積立NISAをする方にとって役立つわけではありません。

なので、積立NISAの本をすべて読破する必要はないです。

そこで、積立NISAに関する本を今まで数多く読んできた私が「初心者向けのオススメ本」を厳選しました。

それが、次の3冊です。

  1. 難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!
  2. 普通の会社員が一生安心して過ごすためのお金の増やし方
  3. つみたてNISA この8本選びなさい

積立NISAに直接言及したものだけではありませんが、初めて投資をする方を意識してオススメ本を選択しました。

私自身が過去に読んだ本の中でも、この3冊は積立NISAを始めるうえで実際に役立ちました。

ということで今回は、私が推薦する資産形成の本3冊をご紹介します。

【積立NISAの初心者オススメ本その1】
難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!

著者:山崎元・大橋弘裕
出版社:文響社
発売日:2017年11月29日

本の内容

投資をしたいけど、何だか怖いと思っている方に向けた本です。

積立NISAについて直接書かれたものではありませんが、投資を初めてする方には読んでほしい本になります。

まずは、この本に書かれている大まかな内容をご紹介します。

1.お金を増やすことではなく減らさない方法
⇒金融資産を安全に持っておく術として国債を推奨していて、実際にSBI証券の購入方法も紹介してます。

2.少しのリスクを取ってインデックスファンドの購入を進めている
⇒投資信託の購入を推奨していて、具体的な商品名を2つあげています。

3.お金の使い方について
⇒家を買った方が良いのか?生命保険は入った方が良いのか?について書かれています。

4.NISAの説明と購入した投資信託の運用方法について
⇒NISA口座における商品の買い方と、運用額や運用方法を説明しています。

5.年金と確定拠出年金について
⇒確定拠出年金のはじめ方とデメリット、メリットを説明しています。

どれも興味を引く内容ですが、コラムとして「北朝鮮がミサイルを撃ってきます」「結婚は得か?」など刺激的なことも書かれています。

この本のおすすめポイント

・イラストがあるので、金融知識がない初心者の方でも楽しく学びながら読める
⇒金融の知識ゼロの大橋弘裕氏と経済評論家:山崎元氏の対話形式で話が進んでいくので理解しやすく、お二人のやり取りがテンポ良く山崎氏がズバリ回答するのでオモシロいです。

・「安全運用」と「リスク運用資産」に分けた運用を紹介
⇒どうやったらお金を増やすことができるのかを具体的に示しています。

・投資以外に銀行預金、生命保険などについても分かりやすく解説
⇒「銀行に近づいてはいけない」「ほとんどの保険は入る必要がない」など、一般の人がエッ!って思うことが書かれているのも特徴です。

・他の本では抽象的な表現が多いところを、何をどうすれば良いのかが書いてある
⇒金融機関を渡り歩いてきた山崎元氏だから言えることで、説得力があります。

読んだ感想

「そういうことか!」「なるほど」と思えることが多く書いてあり、その理由も丁寧に説明されているので分かりやすいです。

全体的にリスクの低い方法を推奨しているので、初心者の方も安心して読み進められます。

「つみたてNISA」が始まる前に出版された本なので、投資信託の一括購入を進めていることに違和感がありましたが、読み進めると納得の理由がありました。

資金に余裕がある人や老後の目標額によっては、投資信託の一括購入も良いかもしれません。

最新版も少し古いですが、長年にわたり読み継がれている本なので、多くの人に指示されているのは良書の証拠だと思います。

金融知識も身につきますので、初めて手にする本としては最適でおすすめの本です。

AmazonのKindle Unlimited会員なら無料で読めます

【積立NISAの初心者オススメ本その2】
普通の会社員が一生安心して過ごすためのお金の増やし方

著者:中野晴啓
出版社:SB新書
発売日:2017年12月15日

本の内容

投資を始めるにあたり、何をすればよいのか迷っている方に向けた本です。

まずは、この本に書かれている大まかな内容をご紹介します。

1.40代と50代の厳しい現実について
⇒年代別の資産形成の展望とファイナンシャルインデペンデンス(経済的自立)についての説明。

2.「投資」と「投機」の違いやサラリーマン大家の幻想
⇒一般の人にはオススメできない個別株、FX、不動産について、その理由を解説しています。

3.お金がない人がはじめる投資について
⇒積立投資のメリットと続け方を説明しています。

4.月5万円を捻出するためにやるべきこと
⇒月5万円を投資に回すための節約術を「住宅」「教育費」「親の介護」「自動車」の点から解説しています。

5.買ってもいい投資信託は意外に少ない
⇒買ってはいけない投資信託の5つの条件と、購入する際の選択基準を示しています。

6.「iDeCo」と「つみたてNISA」について
⇒従来からある「NISA」の弱点と、それを補うために出てきた本命の「つみたてNISA」について説明しています。

この本のおすすめポイント

・普通の会社員ができる投資信託の積立方法を紹介
⇒40代で貯金ゼロでも、定年までに3,000万円を貯める方法が書かれています。

・ただ働いて貯金をしているだけではお金は増えないことを指摘している
⇒セゾン投信を設立した中野晴啓氏が、ご自身の経験をふまえ、普通の会社員にとって投資するには何が良いか、なぜ投資するかを解説しています。

投資信託を選択した意味や、個別株・FX・不動産をやってはいけない理由を解説している
⇒買ってはいけない投資信託など、具体的な事例をあげている点が役に立ちます。

・「お金がない人ほど投資をした方が良い」「投資と投機の違いを整理」などの言葉が印象的
⇒FXをやっている私は「投資と投機の違い」にハッ!としました。

・1か月5万円で投資信託を購入することを推奨
⇒節約術についても「子供バカになるな」「自動車を維持するコストを削減する」など痛いところ突かれた感じです。

月5万円で積立投資した場合の合計金額を利率を分けて提示
⇒「年平均3%の利率で25年間運用すると、元本と利息の合計は2230万円」と具体的な数字を提示しています。

読んだ感想

私は、「40代で貯金ゼロでも、本当に3,000万円の老後資金が貯められるのか?」という視点で読んでいました。

月5万円で、年平均5%の運用利回り条件なら、実際に可能だと示しています。

積立NISAで良い投資信託を選べば、年平均5%の利回りはそれほど難しい数字ではありません。

月5万円が難しい場合は、月5万円を捻出する節約術も紹介されています。

この本の影響もあり、私は普通車から軽自動車に乗り換えました。

また、「時間を味方にする」というフレーズもこの本から学べ、投資に対する考え方から老後資金の必要性まで書かれています。

よって、積立NISAで投資信託を購入する前に、ぜひとも読んだ方が良い本です。

【積立NISAの初心者オススメ本その3】
つみたてNISAはこの8本から選びなさい

著者:中野晴啓
出版社:ダイアモンド社
発売日:2019年3月19日

本の内容

積立NISAをこれから始める方に向けた本です。

まずは、この本に書かれている大まかな内容をご紹介します。

1.個人の資産形成には長期の投資信託が適している
⇒投資の必要性と長期の分散投資が優れていることを解説しています。

2.資産形成に求められる長期運用と投資信託の購入方法
⇒「つみたてNISA」の仕組み、メリット、注意点の説明をしています。

3.運用コストと手数料の裏事情
⇒投資信託の仕組みと専門用語を分かりやすく解説しています。

4.欲しい投資信託(商品)を決めてから口座開設
⇒買うべき投資信託の選択基準を6つあげて、それに見合う商品を8本選択しています。

5.「投資信託」「長期投資」「つみたてNISAの制度」についての疑問に回答
⇒全国の講演会や勉強会で、著者が受けた質問を10個あげ、Q&A形式で回答しています。

この本のおすすめポイント

・始める前に知っておきたい「つみたてNISA」の仕組みを解説している
⇒投資信託を購入するにあたり、大事な用語説明も書かれているのでためになります。

・つみたてNISAの商品は160本近くある中から、厳選した8本を具体的に紹介している
⇒単なるおすすめの商品紹介ではない内容となっていて、読み進んでいくうちに知識も身につきます。

・買ってはいけない商品とその理由を明確に説明してある
⇒安心(純資産額)・分散(グローバル&投資先)・低コスト(手数料)の観点から具体的な商品を選択しています。

・「つみたてNISAが最強」と示している理由も納得
⇒確かに、一般の方が資産形成するには最適な仕組みだと思いました。

・他には書いてない投資信託の細かい裏知識が書かれている
⇒すでに投資信託を購入している私は、これを読む前には知らなかったこともあり、ちょっと後悔している一人です。実際に購入している投資信託の入れ替えを行いました。

読んだ感想

この本を読んで、改めて長期に積み立てすることの重要性に気づかされました。

それによって、老後資金に対する計画が立てられると思います。

私は最近、投資信託が値上がりしたので一部を換金してしまいました。

それは長期投資から見ると良くない方法だとこの本で書かれているので、反省しているところです。

また、「リバランス」ということも、この本で初めて知りました。

「投資信託」と「つみたてNISA」を学ぶには、この一冊で十分と思える内容となっています。

つみたてNISAを本気でやる方にとって必要十分な内容で、絶対に読むべき本です。

まとめ

私は積立NISAを始めるために、数多くの本を読みました。

しかし、初心者の私に本当に役立つものは少なかったです。

その中でも、私自身が「とくに役に立った」と思う本を3冊紹介させていただきました。

これから積立NISAを始めたい方はこの3冊を読んでいただき、「積立NISAを始めるのに役に立った」と思っていただければ幸いです。

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